トロントの愛すべきものたち②
トロントでの生活もあと1週間を切りました。
来週の今頃は実家でまったりしているのでしょうか。
約1年前にもこのタイトルでいくつか写真を載せましたが、
今回はまた更に増えたトロントでの愛すべきものたちを載せてみます。
まずは、ケンジントンマーケットにあるMOONBEAN CAFE。
日本人のスタッフやお客さんも多い。
なにがおいしいってわけでもないけど、らくちんな感じでいられるのがいい。
本でも読みながらいつまででも居てしまう。
そしてグリークタウン。
毎週末にブランチへ行くDETROIT。
おじいちゃんと、パパと、その息子が働いている。
この店も居心地が良すぎる。トロントで1番通った店だと思う。
私は毎回、グリークオムレツとコーヒーのオーダー。
もういちいちメニューを見て頼まなくても持ってきてくれる。
まったりとブランチした後は、ビッグ・キャロットというエリアにある
オーガニックスーパーへ寄るのが流れになっている。
値段はもちろん安くはないけれど、厳選したものだけはここで購入するようにしている。
パンケーキミックスや、フルーツジュース、ナッツ類などは、ここで買ったらもう他のスーパーのものは買えなくなってしまった・・・。
そして、野球観戦。
特に週末のデー・ゲームは気持ちいい。
オープンしたドームからはCNタワーも見えて、突き抜ける青空の下、
ビール、ホットドック片手の観戦は本当に贅沢な感じがする。
先週末にラビがケンジントンマーケットにオープンしたSANA'S KITCHEN。
この写真はまだオープン前の様子。
この半月ほどは、オープンに向けての準備や掃除を手伝うことができた。
去年の今頃はピタパンで一緒に働いていたっけ。
味は間違いない。内装も素敵。
ラビの笑顔はいつもお客さんを気持ちよくさせる。
「やっぱりキッチンには女性が立っててほしいでしょう?」と言って、
お姉さんの名前を店名にしているのも彼らしい。
「いつでもおいで。カオリにはいつでもなんでも食べさせてあげるから、飢えることはないよ!」と笑って言ってくれる。
このトロントでできた1番の友人。
彼の成功を心から応援したいと思う。
そして、最後に、愛すべき我が家。
4ヶ月半くらいの滞在だったけれど、なんて愛着が湧いてしまったんだろう。
1階の部屋なので、天井がとても高く、そのおかげで広く見える。
朝、窓から差し込む光がとてもまぶしくて気持ちよかった。
この間、キッチンの勝手口を半分開けたままにしてたら、太ったアライグマがキッチンに侵入しようとして、ドアに挟まれてたっけ・・・。
日曜には、カオリさよならパーティーを自己開催(また?)。
持ち寄りパーティーにしたので、私も米を使い切るべく巻き寿司大量作成。
ホールチキンやら、ラタトゥイユやら、から揚げやら、ケーキやら・・・食べすぎました。
狂犬相方は張り切って仕切りすぎ(英語1番話せないのに・・)、やんちゃさ満開。
とにかく良く笑って素敵な時間。
みんなと笑顔で別れて、散らかった部屋を片付けて、
外の新鮮な空気を吸いたくて、玄関のポーチに腰掛けたら、
風がひんやり気持ちよくて、
ほろ酔いと満腹感で満たされた体には、
笑いすぎた後の心地よい疲労感。
隣の相方はさっきとは打って変わってだんまりを決め込んで座っている。
なんだか、幸せで、でも少し切なくて、泣けてきた。
いい夜だったと思う。
ずっと記憶していたい夜だった。
アメリカでの勤務先はボストンに決まりました。
トロントからはバスでも行ける距離。
トロントから日本は往復チケットを購入したので、9月末に1度トロントへ戻って4日間ほど滞在した後、ボストンへ片道入国するつもりです。
だから私の生活からいっきにトロントがなくなるわけではないんだけど。
これからまた私は移動する日々なんだなぁ。
体は移動し続けても、気持ちはどっかできちんと根を張っていたい。
多分、トロントから更新するブログは今回で最後になると思います。
次は日本からでしょうか。
あと、もう少し、このトロントでの生活を自分に染み込ませてみます。
ほら、やっぱり長く居れば居るほど愛すべきものは増えていく。
いいことだ。
だから寂しい。
約1年半でのトロント生活、予想以上にでこぼこだったけれど、
やっぱり最後にワラエレバ、それでよかったと思う。
ここで出会えたいろんな人、もの、時間、経験に、
感謝感激雨あられです(友達の口癖・・・何歳なんだ?)。
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