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2012年4月19日 (木)

知りたい欲望

いつの間にか年度を跨いでいた。

こんなに慌しく3,4月が仕事で過ぎ、気づいた頃には葉桜鑑賞というような春を迎えるようになってもう3年目。北米から帰国してすでに2年半も経ったということだ。

季節が巡るのは本当に早い。油断していると取り残されそうなスピード。

人事の仕事もピーク時の忙しさをやっと越えたものの、GWに向けて今はひたすら事務作業の嵐。肩こりがなかなか治らないなぁ。

 

最近、出勤前の家での過ごし方に加わったものがある。

新聞を読むこと。

身近にありすぎて、そして昔から習慣となっている人には、なにを今更ということかもしれない。

私も実家暮らしのときは当然のようにぱらぱらと毎日読んでいたのだが、引っ越してからはネットの便利さと、束ねて片付ける面倒さと、そして微妙な値段設定(毎日読むには少し高いんじゃないだろうか)という諸々の理由により新聞を購読していなかった。

二人の生活が落ち着いてきたからか、最近夫とも新聞読みたくない?という話になり、一旦お試し購読ということで、1週間ごとに様々な新聞を無料購読させてもらっている。

一口に新聞といっても、それぞれ多少なりとも個性があってその違いも面白い。

どの新聞にするか、というより定期購読するか否かもまだ決定していないが、

やっぱり毎日読んでいると、それを習慣化させたくなってくる。

人は『知る』という欲望に関して自分が思っている以上に貪欲なんじゃないだろうか。

新聞に関して言えば、たいして気に留めてもいなかった事柄だったのに、惹かれる見出しがあればついつい読み始めてしまったり。テーブルの上にあれば、自然と無意識に手に取っていたりする。

それは食べ物にたいしても、訪れたことのない場所にたいしても、そしてもちろん人にたいしても、同じ。

あ、気になるな、なんだろうと思った瞬間、その後の知りたい、もっと知りたいという欲望に打ち勝てず、つい手を伸ばす、足を動かす、話しかける。それは言い換えれば好奇心というものなんだろう。

この間テレビで、「今後さらに進化していくだろうコンピュータは、いつか人間の脳を越える。そんな時がきても、コンピュータ(ロボット)が人間を尊敬するとしたらそれはどんなところだと思いますか?」という視聴者の問いに、ある研究者が、「それは人間にある好奇心でしょうね」と答えていた。

好奇心というものからさまざまな発見が生まれ、その最たるもののひとつがコンピュータだったりするんじゃないだろうか。

新聞から話は大きくなったけれど、とにかく、知りたい欲望に対しては出来る限り素直でいるべきだと思う。それがその人の幅をもう少し厚く広くするはず。

そうそう、新聞に挟まれてくる家電広告をちらちら見たりするのも楽しい。おまけ感覚でうれしい。

我が家で日経の購読を踏みとどまらせているのは、この『おまけ』がないという理由だ。

 

好奇心からまたひとつ。

来月はじめから、私にもとうとうやってきました、新婚旅行というものに出かけてきます。

いくつかの候補の中から、結局、南アフリカ共和国に決定。

ビクトリアフォールズも見たいので、ジンバブエにも足を伸ばすことに。ザンビアとの国境にあるため、ザンビアへもついでに行ってもよかったのだけれど、ザンビアに入国する人は黄熱病の予防接種を事前にしなくてはいけないとのこと。

予防接種には平日わざわざ検疫所まで予約してでかけなければいけないこと、一人1万円もすること、と言う理由で諦めました。

新婚旅行のために、予防接種をするのも少し笑えるかなと思ったけれど。

どんなところなんだろー。

私の知りたい欲望は日々膨らんでおります。

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