なんだか清清しい本日。
近畿で木枯らし1号が吹いたらしい。
ちょうど1年前の今日、2年半振りに北米から帰国した。
空港から外へ出たとき、こんなに寒さを感じたかなぁ。
ロングフライトの疲れと、時差ぼけと、そして抱いていたいろんな感情。
きっと気温の変化に気づく余裕なんてなかった。
空港から家へ向かう途中、昔からよく行っていた喫茶店で温かい珈琲を飲んだ。
ぼんやりとした頭に、なんだかふわふわした体の感覚。
それでも随分ほっとしていたことを覚えている。
とても昔のようにも思えるし、もう1年も経ってしまったのだとも思える。
帰りの飛行機の中で、これから私に起こること、これから私が起こすこと、これから私が出会う人や物事、そんな諸々をぼんやり考えていた。もうその時点では帰国に迷いは全くなかったものの、不安がなかったかと言ったら嘘になる。
そして1年後。
自分の力のなさに情けなくなったり、北米での生活が恋しくなったり、予想以上に厳しい現実を再確認したり、楽しいことばかりとは言えない毎日。
でも、懐かしい人々との再会、そして新しく魅力的な人々との出会い、北米での生活が生かされているかもしれないと感じられる瞬間。そんなことも多々あった。
帰ってきてよかったと思う。
寒さにマフラーをまいた今日。
空気が澄んでいて、帰り道、月がはっきりときれいに見えた。清清しい夜道。
1年前の今頃は自分がこんな気持ちでいられるのか分からなかった。
不安や迷いや怖さや痛みは常に存在していて、何をどうしていいか分からなくなることもしばしば。
それでも必死にじたばた走ってみたら、振り返るとなんとか形になっていたりする。
やっぱり
ノーペイン、ノーゲイン
だと思う。しんどいけど、だから楽しい。
1年後の自分がどうなっているのか、楽しみ。
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