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2010年10月27日 (水)

なんだか清清しい本日。

近畿で木枯らし1号が吹いたらしい。

ちょうど1年前の今日、2年半振りに北米から帰国した。

空港から外へ出たとき、こんなに寒さを感じたかなぁ。

ロングフライトの疲れと、時差ぼけと、そして抱いていたいろんな感情。

きっと気温の変化に気づく余裕なんてなかった。

空港から家へ向かう途中、昔からよく行っていた喫茶店で温かい珈琲を飲んだ。

ぼんやりとした頭に、なんだかふわふわした体の感覚。

それでも随分ほっとしていたことを覚えている。

とても昔のようにも思えるし、もう1年も経ってしまったのだとも思える。

帰りの飛行機の中で、これから私に起こること、これから私が起こすこと、これから私が出会う人や物事、そんな諸々をぼんやり考えていた。もうその時点では帰国に迷いは全くなかったものの、不安がなかったかと言ったら嘘になる。

そして1年後。

自分の力のなさに情けなくなったり、北米での生活が恋しくなったり、予想以上に厳しい現実を再確認したり、楽しいことばかりとは言えない毎日。

でも、懐かしい人々との再会、そして新しく魅力的な人々との出会い、北米での生活が生かされているかもしれないと感じられる瞬間。そんなことも多々あった。

帰ってきてよかったと思う。

寒さにマフラーをまいた今日。

空気が澄んでいて、帰り道、月がはっきりときれいに見えた。清清しい夜道。

1年前の今頃は自分がこんな気持ちでいられるのか分からなかった。

不安や迷いや怖さや痛みは常に存在していて、何をどうしていいか分からなくなることもしばしば。

それでも必死にじたばた走ってみたら、振り返るとなんとか形になっていたりする。

やっぱり

ノーペイン、ノーゲイン

だと思う。しんどいけど、だから楽しい。

1年後の自分がどうなっているのか、楽しみ。

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2010年10月17日 (日)

はしゃぎすぎて格好悪い大人もいいと思う。

会社の同僚達と福井旅行をしてきた。

素敵なminicooperに大人4人ぎゅっと乗り込んで出発。

ところどころで屈伸運動をしなければエコノミー症候群の危機。

途中モーニングをしながら、旅プランを適当に組み立てて、福井へ向かった。

結果は、1泊2日の中でこんなに笑えたことがあったのかというほどの楽しい旅。

それぞれ性格はばらばらだけれど、基本的に何でも楽しむことができるし、何でもおいしく食べられるし、好奇心があって、何がしてみたいっていう意見も持っている。

そういう共通点があったからこそさらに楽しめたんだと思う。

「瓜割の滝」がきれいで冷たくて苔むした緑が鮮やかで、

「かずら橋」はゆらして渡った。

車内でかかる音楽を口ずさみながら、

高く澄んだ空の下、車窓から単線列車を見送った。

夕暮れの東尋坊に間に合わなければと、

車を乗り捨て、草むらをダッシュした。

波の高さにどきどきしながら、どんどん濃い桔梗色になっていく空を見守った。

露天風呂でなんだかんだ語り合って、夕食は胃の限界まで食べて、

夜中はいびきで起こされた。

「永平寺」の静けさと神聖さに少しだけ神妙な顔つきになった後、

目当てのソフトクリームを食べるために道に迷った。

ワイナリーで一気飲みを繰り返し酔っ払い、

滝にはしゃいでパンツまで濡れたいい大人達。

ファミレスで写真のスライドショーを見返して、涙が出るほど笑った。

 

年齢や、性別や、そんなの関係なしに思い切り笑えて楽しい時間を共有できる人達に会えて、やっぱり私は人に恵まれてるなぁと思う。

こういう関係って、なにものにも代えられない。

こういう時間だって、なにものにも代えられない。

 

Img_2220_2 

車内で久々に好きな「星のラブレター」を聞いていたからか、今になって一人the boomリバイバル。

『中央線』

悲しい歌なのかもしれないけど、聴くたび優しい気持ちになれる。

 

君の家のほうに 流れ星が落ちた

僕はハミガキやめて 電車に飛び乗る

今頃君は 流れ星くだいて

湯舟に浮かべて 僕を待ってる

走り出せ 中央線

夜を越え 僕を乗せて

逃げ出した猫を 探しに出たまま

もう二度と君は 帰ってこなかった

今頃君は どこか居心地のいい

町をみつけて 猫と暮らしているんだね

走り出せ 中央線

夜を越え 僕を乗せて

 

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2010年10月 8日 (金)

大好きな場所

駅までの道を歩いていると、いろんなところから金木犀の香りがただよってくる。

家の周りにはコスモスが狂ったように咲き乱れている。

先週末は気温の変化のせいか軽く風邪もひいて、すっかり秋に入ったことを感じた。

昨年の今頃はペルーの高山でタフな旅をしていたんだ。

時間が砂の山を崩すような勢いで流れている。

涼しくなったからか、最近睡眠欲と食欲が増してどうしようかと思っている。

朝はなかなか起きられないし、1日3食ではどうも胃が満足しない。

そして、なぜか分からないけれど、今更ながら左上の親知らずが生えてきて、歯磨きがし辛い。抜かなきゃいけないんだろうな、、あぁ、痛みは本当に苦手なんだけれど。

 

今日は仕事が休みで、ふと久しぶりに図書館へ行ってみた。

いつぶりだろうか、図書館に行くなんて。

入ってみて、「あ、やっぱり私は図書館が大好きだったんだ」と確認。

あの独特な静けさや匂いの中で、自分の気になる本を取り出してぼんやり眺めていると、じわじわと自分が癒されていくような気がする。

写真集でも旅行本でも歴史小説でも詩集でも、自分の目にとまったもの、ジャンルもばらばらにぱらぱらとページを捲る。

本屋さんも好きな場所だけれど、それより図書館や古本屋さんのほうが心地良いのはなぜだろうか。

地元の図書館に行ったのだけれど、そこは3階が自習室になっていて、その部屋をガラス越しに見た途端、自分が中学、高校の頃を思い出した。

家では勉強がはかどらず、よく、あの自習室の左端、1番前の席に座って、図形の面積をもとめたり、年号をひたすら暗記したり、過去完了形にこんがらがったりしていた自分の姿が、瞬間に見えた気がした。

私は他の人より図書館で過ごした時間が多いほうかもしれない。

大学時代には、知人の紹介で県図書館でアルバイトをした。

といっても、1階にあるビデオコーナーでのバイトで、無料で映画が観れ、そしてエアコンもきいているということで、朝から図書館の前に列を作っている浮浪者達が集う場所での仕事だったけれど。

彼らが観たいといって選ぶ映画は私も裏で同時に観ることができたので、あの頃ちょうど映画にはまっていた私には都合の良い仕事だったのかもしれない。

寅さん映画はもちろんのこと、「卒業」やら「タクシードライバー」やらの名作も、あのビデオコーナーの裏で浮浪者たちと同時に見たような気がする。

そしてLP盤だったため、あまり映画に夢中になっていると、他の人のレコードを交換し忘れてしまったりしていた。

もちろんバイト終わりについでに本を借りていくこともあった。

 

図書館で早速借りた本を喫茶店で開いて読み始めた。活字と珈琲って絶妙な組み合わせですね、今更ながら。

そして帰宅してからジムで走った。行き始めたころは随分気楽だったのに、なんだかここ数ヶ月は本気モードで鍛えたくなっている自分に笑ってしまう。

睡眠も食事も読書も運動も、自分に出来る限り十分満たしたい。

秋だし。

欲張りな私なので。

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