ワラエレバ的2009年
このブログを始めてから3度目の大晦日。初の日本からの更新です。
年越し蕎麦を食べて、紅白でも見ながら、のんびりと年越しをすることが新鮮で有り難いことのように思う。
昨年も同じように1年を振り返ったとき、その1年は、一言で表すと『動』という文字だったらしい。
自分で書いたのにすっかり忘れていて、今年の1文字も『動』かなぁなんて思っていた。基本的に変化の多い2年だったので。
でも、この2009年は『動』というより、『移』という文字がふさわしいのかもしれない。
プライベートなことでなくても、新型インフルがうつったり(漢字はあてはまらないけれど)、政権が移ったりしたし。
まず、単純な体の『移』動として、よく旅ができたと思う。
アメリカ国内で言えば、何度もNYに行った他、DC、念願のニューオリンズへ行くことができた。
カナダへも計4回も行ったし(これは旅ではないだろうけど・・・)、ペルーへの久々の一人旅もできた。
ボストンからカナダに立ち寄ってから日本へ帰国。愛知へ帰ったと思ったらすぐに大阪での3週間の研修。最後の最後まで移動を続けたという感じ。カナダを出て、帰国するときは、もう2度とこんな大荷物で一人で移動はしたくないと思ったほど。
そして仕事も新しい業界へ『移』った。
これまで計5年半関わってきた旅行業界から離れて、教育業界での人事という仕事へ。これはまだ研修もあけたばかりで、今後どうなっていくのか分からない。不安だけれど、やっていくしかない。
気持ちの『移』り変わりも多くあった。
別れの多い年だったように思う。
その中にはどうしようもないような永遠の別れがあったり、
体の移動にあわせて、物理的に離れることがあったり、
ただ心が離れてしまったための別れもあった。
随分傷ついたり、傷つけたりの別れがいくつか。
でもこれとは比例して、同時に別れた分だけの出会いもあった。
新しい職場であったり。
旅先であったり。
そして再会も多くあって。
私達はこれからもずっと、取捨選択をされていくだろうし、していかなければいけない。
これは残酷なようでもあるし、自然なことでもある。だから仕方ないし、だからこそ選ばれたことに、選んだことに、徹底的な責任を持たなければいけないんだろうな。
そして最後に、20代から30代へ『移』り変わった年だった。
仲間に囲まれて過ごした30歳の誕生日はずっと忘れることができない素敵な思い出。
もう2度とあの20代に戻ることはできないかと思うと少し寂しいけれど、それ以上にこれからの30代への楽しみがある。でこぼこな20代を過ごしたからこそできる30代の楽しみ方があってもいいんじゃないだろうか。
「1年の終わりにその年を振り返ってみて、嬉し涙も、悔し涙も出なかったら、それは、その1年を無駄にしたことになる。(by Ally McBeal)」
どちらの涙も今この大晦日では今更出ない。ただ、それほどの悲しさや悔しさや嬉しさは何度かあって、そのつど泣けるほど感じてこられたと思う。
だから、今年も最後は笑って終わることができます。
あいかわらずたくさんの人達にお世話になった年でした。
ありがとう。
そして、よいお年を。
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