« 2008年12月 | トップページ | 2009年2月 »

2009年1月28日 (水)

透明人間

僕は透明人間さ きっと透けてしまう 同じ人には判る

噂が走る通りは 息を吸い込め 止めた儘で渡ってゆける

秘密も愉しいけれど直ぐ野晒しになるよ それを笑わないで

好きなひとやものなら有り過ぎる程有るんだ 鮮やかな色々

 

あなたが笑ったり飛んだり大きく驚いたとき

透き通る気持ちでちゃんと応えたいのさ

毎日染まる空の短い季節

真っ直ぐに仰いだら夕闇も恐ろしくないよ

 

僕は透明人間さ もっと透けて居たい 本当はそう願っているだけ

何かを悪いと云うのはとても難しい 僕には簡単じゃないことだよ

一つ一つこの手で触れて確かめたいんだ 鮮やかな色々

 

あなたが怒ったり泣いたり声すら失ったとき

透き通る気持ちを分けてあげたいのさ

毎日染まる空の短い季節

手を叩いて数えたらもうじきに新しくなるよ

 

恥ずかしくなったり病んだり咲いたり枯れたりしたら

濁りそうになったんだ

今夜は暮れる空の尊い模様を真っ直ぐに仰いでいる

明日も幸せに思えるさ

またあなたに逢えるのを楽しみに待って

さようなら

~ 東京事変 ~

 

Cimg2836

 

突然の土砂降り後、家の前にあわられた虹の先端。

去年の6月8日。

特別なことが起こったわけでもないのに、何もかもが完璧なように思えた一瞬。

少し涼しくなった空気。雨の匂い。軽いワンピース。心地よい満腹感。少しずつ夕暮れに傾く空。他愛のない話。ぐしゃぐしゃの髪の毛。手に提げた買い物袋。

虹が消えていくのを、ぼんやりと、でも残念がって見送った。

 

もっと自分が透明でいたいと思うけど

どんどんいろんな色に染められてしまう気がする。

染まっていかなきゃいけない気もする。

少しずつ優しくなりながら

少しずつ嘘をつきながら。

まわりの色を混ぜていかないと、しんどい。

『透明人間』を聴いていたら、

ふと、あの日の虹の空を思い出したけど、

あの時なんでもない瞬間も完璧だと感じられたのは、

気持ちが透き通っていたからかもしれない。

 

透明な人には憧れるけど、怖い。

その透き通った力に怯んでしまう。

自分も透明でいることにエネルギーを使うし、小さな優しさや小さな嘘なんて通用しない。

いつだって

憧れの人には

少し遠くにいてもらったほうがいいのかもしれない。

 

なんだかさっき飲んだコーヒーのせいで今夜は眠れなくなりそう。

最近めっきりカフェインに弱くなった。

| | コメント (2)

2009年1月11日 (日)

ほっとするんだ。

2009年に入って10日も経った、極寒の土曜日。

雪は降っていないけれど、逆にこんな晴れた日がものすごく寒かったりする。

午前中は洗濯をして、部屋の掃除。

一人遅めにお昼を食べて、久々にゆっくりと部屋でヨガをやっていたら、

なんだかとても眠くなってしまい、ヨガマットの上でうつぶせで爆睡。

ただいまふと目が覚めたら、顔の右側面に気持ち悪い模様ができている。

こういう痕ってなかなか消えない・・・せつない。

 

先週末には久しぶりにトロントへ行ってきた。

特別なことは何もしていない。

かわいいおばちゃん2人でやっている韓国料理やさんでお昼を食べて、いつも行っていた居酒屋さんで日本酒を飲んだ。

大好きなグリークタウンでブランチして、そこのおいしいコーヒーを何杯も飲み、ついでにお気に入りのお店で買い物。

モールをうろついた後は、私が病みつきになっていた、フルーツが大量にのった特大サイズのクレープを食べた。

相変わらず、よく食べて、飲んで、動いた。

でも、この街に到着した瞬間に、なんだか、ふーっと肩の力が抜けた気がした。

この街で待ってくれている人に会って、心がゆるゆるとなった。

慣れ親しんだところというのは、こんなにも、自分をリラックスさせるのかと実感。

特別見るところもなく、特別素晴らしいところもない街だけれど、

ここは、私にとっては特別なところ。

日本以外に、自分がこんなに気を許せる場所ができるとは思っていなかった。

だけど、あの場所にもあと何回行くことがあるんだろう。

いつかさよならを言うときが来るんだろうか。

いや、それでも、きっと何年後に来ても、やっぱりほっとする場所のままなのかなぁ。

そうであってほしい。

 

学生時代の頃大好きだった人が、パパになったらしい。

心からうれしい。おめでとう。

時間はどんどん過ぎていくので、その流れにときどき怖くなる。

自分だけ、止まっていないかな。

自分だけ、行き急いでしまっていないかな。

だけど、美しい時間や、場所や、人達は、そんなの関係なしに、

いつになっても、振り返れるし、思い出せるし、とても輝いている。

そういうものを想う感情に変化はない。時間とは関係なく。

だから心配しなくてもいいように思える。

 

窓から見える空が曇ってきて、いかにも寒そうで、

外に出るのは覚悟がいりそう。

だけどこんなリラックスした土曜夜は、

楽しい友人達とごはんに行って過ごそうかな。

顔のマット痕もどうやら消えたようだし。

化粧して、服を着替えて、あっかい帽子をかぶって、

外に出ましょう。

| | コメント (0)

2009年1月 2日 (金)

ハッピー・ニュー・イヤー

あけましておめでとうございます。

2009年もよろしくお願いいたします。

 

元旦起きてみると素晴らしい青空。

なんだかとてもうれしくなって、外を1時間ほど歩いたら、寒すぎて頭痛を起こしてしまった。鼻の穴が凍っていくのがわかった。

そのあとはひたすら家でだらだら。

少しだけ外出して、いつものカフェでコーヒー飲みながら読書したくらい。

正月らしさ一切なし。雑煮が、おせち料理が、お笑いが恋しい・・・。

でも元旦ってやっぱり清清しい気分になるので不思議。

毎年のごとく10の目標をたててみた。

半分は達成したいものです。

 

大晦日の夜は韓国人の同僚宅にて韓国の正月料理をご馳走になった。

先走ってはいたけれど、すでに韓国、日本では年が明けていたのでよしとして。

ニューヨークでの年越しを大雪のため断念した同僚も交えてみんなでご飯。

やっぱりみんなで食卓を囲むのは楽しい。そしておいしい。そして食べすぎ。

私はこれまでいくらお金がないときでも、食べ物に飢えたことが一切なく(ちょっと大袈裟だけど)、むしろいろんな人から食べさせてもらえることが多い。

これは唇にある『食いボクロ』のおかげかと思っていたけど、なんと同じことをいう同僚の唇にもホクロがあり、やっぱりこれはあたると再確認。

同僚夫婦の温かさに送り出されたあとは、『食いボクロ』仲間でジャズ・バーへ。

普段は生演奏があるらしいけど、大晦日はDJがゆるゆると回しているのみ。

座ってまわしているDJを初めて見た・・・。

こじんまりとした店で、年齢層も高く、常連客が多いのか、これもまたアットホーム。

2月の泥酔から絶っていたジンをオーダーして飲む。

やっぱりおいしい。

そしてここでも無料の食事が振舞われる。

『食いボクロ』です。もちろんここでも飲んで食べる。

そして、みんなでカウントダウンをしての年越し。

顔をあわせる人たちみんなと笑顔で「ハッピー・ニュー・イヤー」と言い合う。

大晦日のニューヨークに行けなくなり、急遽私と過ごすことになった同僚が、何の気なしに言った。

「でも、ほんと、いてくれてありがとー!」

そんな言葉にも笑顔になる。

「いてくれて助かった」って言われるような女性でいたい。

仕事でも、恋愛でも、友人といるときでも。

特別なことはできなくても、その場に『いてほしい』女性でいたいと思う。

大晦日に急に降った大雪のせいで寒さは半端なかったけれど、

温かな年越しだった。

 

今はこうして部屋でブログを書いている。

今年はどんな年になるんだろう。

個人的には三十路を迎えるこの2008年がなんだか特別に感じる。

多分こうやって海外生活を送るのは、この年が最後になるんだろう。

きっとまたいろんなことが起こるし、いろんなことを起こす。

納得いかないことも、もどかしいことも、妬ましいことも、どうにもならないこともあるんだろう。

だけど、笑ったもんがちなので。

丑年だからって、ゆったりとはいきません。全力暴走くらいの勢いで。

きっととても早く感じるだろうこの1年を、楽しんでいきます。

フランスの哲学者も言ってたし。

『幸福だから笑うのではない。むしろ、笑うから幸福なのだ』

 

Cimg3580

元旦といえば初日の出だけれど、

もちろん見れていないので、これは私の大好きな夕暮れ後の藍。

元旦の藍。

今年も自分らしく、自分の好きな自分でいたい。

みなさん、良い年にしましょう!

| | コメント (4)

« 2008年12月 | トップページ | 2009年2月 »