いい感じ。
狂犬ルームメイトから、
「カオリの顔いいね。眉間と、鼻の下の部分が特に。」と言われ、
微妙な気持ちになっております、私です。
どんだけマニアなんでしょう。なかなか褒められることのない部位です。
さて、ここ2,3日は、本当にからっと乾燥した空気に青空が続いています。
吸い込む空気はまだぴりっと冷たくて、呼吸をするたびに鼻腔を通して身体の中心が引き締まる、そんな感じ。
いい感じです。
この2週間は、スタッフが足りないことも手伝って、仕事があり得ないほど忙しく、ずっと朝8時半から夜10時前後まで仕事の日々。仕事の記憶しかありません。
だから、この週末、久々に歩きながら吸い込んだ空気の気持ちよさに、軽く眩暈を感じた程です。
今日、このトロントへ来て、日本人の中では1番近い存在だった友人が帰国しました。
空港まで見送りに行き、先ほど帰宅したばかり。
もう日本へ向けて飛び立ったんだろうな。
彼女とはほぼ同日にトロントに降り立ち、それ以来の付き合い。
5歳年下ということもあって、妹のような存在です。
彼女が、ここで出会った人たちや物事に関して本当に感謝をしていて、
その素直な感謝の言葉を聞きながら、
大人になったなぁ、、きれいになったなぁ、、
・・・なんて、おっさんのように思っていたわけです。
妹のような彼女に対して、心配したり、世話を焼きたくなったり、自分が話を聞いてあげなきゃなんて、大人ぶったことを思ったりしたけれど、
彼女の必死さや、素直さや、真っ直ぐさや、一途さや、一つ一つの小さな出来事に対して感謝をする気持ちは、私が忘れてしまっていたり、私に足りないものだったりするわけで。
そんなことを気づかせてくれた彼女に感謝しつつ、今とてもいとおしく思うのです。
彼女が去ったということへの虚しさというか寂しさにあわせて、自分がここに来てちょうど1年が経とうとしていることを実感。
この1年は、
長かった。
6,7年前に学生として来たときとはまた違う意味での葛藤や、プレッシャーや、不安や、なんやらで、自分を見失いがちになることもしばしば。
自分の居場所がどこで、どこかに行きたいのか、とどまりたいのか分からずの毎日でした。
特に深く考えなくたって、日々は平等に過ぎていくのでそれでもいいんだけれど。
それじゃもったいない気もするし。
だから私は、時に深く考えすぎて、憂鬱になってしまうこともしばしば。
基本、どうにかなるでしょう精神なので、たまに深く考えてしまうと、なかなか立ち上がれない。。性に合ってないのでしょう。
日本を離れて1年。
離れてみて、やっと分かった失ったものの大切さ。
なんてベタな経験もしたけれど。
この長い1年に、出会って、別れて、初めて、終わって、笑って、泣いたことに
無駄はないです。
1年も同じ場所にいると、やっぱりだれてきます。この生活が普通になります。
普通が悪いわけじゃない。とても素敵なことです。
私は、普通に幸せな生活をしていたいだけです。
だけど、普通に普通の生活に感謝する気持ちや、普通になにかを目指す気持ちを忘れかけてました。
だから、今日、この日に空港へ行ってよかったと、普通な私は思います。
妹よ、日本で会おうね。
うーん、青空がまぶしいです。
いい感じです。
カナダ生活2年目突入します。
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