« 2007年7月 | トップページ | 2007年9月 »

2007年8月30日 (木)

母キタル。

とうとう、やってきました。

母と妹達がトロントへ。

留学、一人旅を繰り返してきた長女とは打って変わって

妹2人はアジア圏にしか海外旅行をしたことがなく、

母に至っては人生初の海外旅行。

空港到着まで無事に来てくれるか心配でよく眠れず、その心配性ぶりに自分自身驚いた。

それでも空港まで車を出してくれたラビと無事にお迎え。

半年ぶりに見る3人は相変わらず元気そうで、ほっとした瞬間でした。

でも空港にたどり着くまでも、海外不慣れな3人はいろいろ大変だったらしく、

税関では何を聞かれても、ひたすら「イエス、イエス、サイト・シーイング!」と答えていたらしい。

間違いなくずれたことを言ってたに違いない。

母に至っては、出入国カードの”ミドルネーム”の欄を見て

「私のミドルネームってなに?」と真剣に悩んでたらしい・・・。

 

忙しい彼女達の滞在はたった5日間だったため、かなり駆け足な旅になってしまったけれど、タフな彼女達は時差ぼけや、長距離フライトの疲れもあまり見せず、ひたすら楽しい女4人旅になりました。

私の友人も交えてパブで飲んだり、

トロントアイランドでのんびりしたり、

ピタパンでゲイのお客さん達に囲まれながらもラビに豪華な夕食を出してもらったり、

チャイナタウンで買い物したり、

ナイアガラでは滝の一望できるホテルに滞在したり、

ワイナリーめぐりをして朝からほろ酔いになったり。

 

母は、この外国へ来ても、最後まで全て日本語で通していた。

ラビには普通に「いつも娘がお世話になってます」って言うし、

席を譲ってもらった男性にも「あ、すみません(お辞儀)」。

「なごやん」(名古屋名物饅頭)を買ってきて、お世話になってる人たちに配りなさいと言う。

世話になってる人には甘いものを配る、という日本のおばさん的習慣をここでも適用しようとする。

でもそういう日本人の礼儀正しさを、海外でも忘れたくはないな、とも思うのです。

 

おいしいものを食べて、飲んで、酔っ払って、美しいものを見て、感動して、癒されて、笑って、また笑って。

家族の良さを切なくなるほど実感した時間でした。

全く気を使わず自然体でいられて、

つまらないことでも笑いあえる。

お互いを完全に信頼しあっていられる。

何がないと生きていけないって、彼女達がいないと生きていけない。

とりわけ母の存在なしでは生きていけない。

ただ居てくれることで、どれだけ安心することか。

三十路間近になっても、全く落ち着いていない親不孝な私の生活を

母はきっといつも日本から心配していることだろう。

でもこの旅行が母にとって素敵な思い出になってくれれば本当にうれしい。

 

そして、3人が帰国してしまった後に一人で食べる食事がどれだけ寂しいか改めて実感。

さらに、この女子4人旅行中に自宅で一人留守番をしながら、植物の世話をしていた父の寂しさも実感。

いや、彼のことだからめったにない静かな一人生活を楽しんでいたに違いない(と、思いたい・・)。私の気ままさは間違いなく彼の遺伝子から来ているはずだから。

 

・・・とりあえず、

そんな家族、

万歳。

| | コメント (8)

2007年8月18日 (土)

『BIG GIRLS DON'T CRY』

久々に一人家で過ごすフライデー・ナイト。

手作り餃子とビール。

これぞ最強の組み合わせと思う。

 

・・・寂しい。

 

元クラスメートだった友人が帰国してしまいました。

これでクラスメート全てがトロントから去ったことになります。

最後に帰国した友人は、私がこのトロントへ来て1番濃く会っていた子です。

感じ方や考え方が似ていて、一緒にいてとても居心地の良かった子です。

 

空港まで見送りに行ったものの、

涙をこらえるのが辛すぎて(というか、こらえられてなかった・・)

ゲートから見えなくなった友人の姿を見送ったあとは、

一人涙がとまらず、

周りから見たらかなり不審なアジア人だったろうなぁ・・。

 

特に知り合いもいないこの外国で

家族や、古くからの友人から離れて

はじめから人間関係を築いていくのは結構疲れる。

一人だと寂しいけれど

だからといって寂しさを紛らわすために

友人作りに励むほど暇でもない。

だから、ここへきてまだ5ヶ月の間に深く仲良くなれた数少ない友人が去ってしまったことは、、、単純に辛い。

 

別れというのは、絶対にいつかは訪れるもので、

別れる相手の存在が大きければ大きいほど、

別れの瞬間は呼吸ができなくなるほど辛い。

でも、相手の存在が大きければ大きいほど、

彼らと過ごした時間はその後振り返るたびにきらきらと輝く。

相手にとってもそうであってほしい。

 

眩暈がするほど早く過ぎる時間の中で、びゅんびゅん人が流れていく。

それぞれ来た場所も、向かう場所も、帰る場所も違う。

ぼんやりしてると、あっという間。

ふと目が合って、すれ違う。そんな感じ。

だからそんな一瞬の出会いのタイミングをうまくつかんで、

少しでも同じ時間を過ごせた人達との時間は、特別なものだって思いたい。

 

『BIG GIRLS DON'T CRY』

サヨナラした友人が最近気に入って聴いていた曲。

私は、BIG GIRLにはなれなかったなぁ。

ムリヤリの泣き笑いならできたけど。

これで勘弁してほしい。

別れがあるから、出会いがあるんだ!

なんて潔いこと、今の私にはとても言えない。

うーん、LIFE IS HARD。

だけど、出会いの喜びには単純に感謝。

意外に狭いかもしれないこの世界で、再会できることを楽しみに。

その再会が素敵なものでありますように。

軽く感傷的な夜です。

| | コメント (8)

2007年8月15日 (水)

BED BUGにやられる。

日本はお盆ですね。

友人から海へ行っただとか花火を見に行っただとかのメールをもらって、

日本の夏が恋しくなったりもしてます。

トロントの夏も毎週何かしらのフェスティバルがあるし、遅くまで明るいのでみんなパティオで飲んだり、ビーチ(といっても湖ですが)で過ごしたりとても楽しいのですが・・・。

 

今週末の私は、、ナイトメアでした。

やられました。

 

『BED BUG』

 

『トコジラミ類の吸血性昆虫』らしい。

名前だけでもかなりやばい感じがするけど。

3,4日前に腕を何箇所か刺されて、ダニかな?と思い、部屋を掃除して洗濯もしたのですが、

その後、なんと20箇所ちかく、腕、足を中心に刺されまくり・・・。

 

泣きました。

写真を載せてしまいます。

Pict1296

ほら、怖い。

友人に見せたら普通に引かれたし。

ネットでBED BUGを調べたら、その姿にさらに怖さも痒さも増したし。

何でも、トロントの、特にシェアハウスでBED BUGが発生することが結構あるらしく、

英語学校で働いている友人が言うには、留学生の間でこのBED BUGの被害にあっている子が多いらしい。

私もその一人になってしまった。

部屋の掃除はこまめにしていたつもりなのに、もともとこの古い家に住みついていたのか、私がどこかから拾ってきたのか、、不明。

昨日はPEST CONTROL(虫駆除などをする会社)に問い合わせて、対処用のスプレー、パウダーを購入。

ひたすら掃除、洗濯。

・・・本当に疲れた、肉体的にはもちろん、精神的にも。

今は、無事全てのBED BUGが駆除されたことを祈るのみです。

虫刺され。

注意してください、あなどれません。

「痒い」という感覚がどれほど辛いか思い知りました。

BED BUGと格闘したこのトロントで迎えたお盆。

私は忘れないでしょう。

| | コメント (6)

2007年8月 6日 (月)

誕生日に思うこと

やりました、女祭り。

8月4日。

無事28回目の誕生日を迎えました、私です。

自宅は狭くて、パーティーをするスペースがないので、

敢えて自分から友人に「私のバースデーパーティーとか開いてみない?」とずうずうしく誘ってみて実現したものです。

えっと、何事も積極性が大事ということで。

女ばかり5人のパーティー。

恋人と過ごすロマンチックな誕生日でもなく、

家族と過ごすくつろいだ誕生日でもない。

でも、楽しかった。

素直に単純に、誕生日を(年をとっていくのを)祝っている年齢でもないけれど、

素直に単純に、今まで無事に28年間生きてこれたことに感謝できた日。

結局、女5人のはずが、友人宅の大家さんカップルや、他のルームメイト達も加わって

10人くらいのパーティーに。

笑って、歌って、食べて、飲んで、多少乱れて、感動して、でかいケーキに胸焼けして、、

そんな素敵な祭りでした。

三十路間近のこんな私の誕生日を一緒に祝ってくれた方々、ありがとう!

Pict1253

 

自分が誕生日を迎えて年齢を重ねていくことに重さを感じるようになったのはいつごろくらいからだろう・・。

確か25歳を迎えたときに、初めて、「あ、誕生日が嫌かもしれない・・」と思ったような。

きっと、自分が思い描いていた将来の自分と、現実の自分の間のずれが発生してきているのに気づき始めたころなのかもしれない。

28歳って。

10年前の私から考えたら、なんて大人の女性なんだろうか。

高校生の私が想像していた10年後の私と、今の私。ずいぶんかけ離れているような。

仕事をばりばりして、貯金もある程度して、幸せな結婚、第一子誕生・・。

高校生の私は、そのくらい経験しているだろう28歳を思い描いていた。

実際の今の私は、、

あれ?そのどれも達成していない・・。

いまだにバイト先ではミスって注意もされるし、

いまだに初対面の人との何気ない会話をスマートにこなせない。

まだ自分の許容範囲を間違えてひどい二日酔いになるし、

疲れて化粧したまま眠ってしまうこともしばしば。

ふとした孤独感に一人泣けてきたり、

他人の生き方が無償にうらやましくなったりする。

友人の結婚式に行けば結婚を夢見るけれど、

実際に自分のこととなるとイマイチ現実的に考えられない。

 

オフィスでパソコンに向かい続けている毎日の中では、

何か自分にも特別な能力があって、

もっと社会に貢献できる何かができるのかもしれないと、

あやふやな自分の可能性をまだ信じてみる一方で

実際に何から始めていいのかわからない。

この平凡な自分を、この平凡な場所から、誰かが連れ出してくれるのを

心のどこかで待っていたり。

でもその一方でそんなことはあり得ないと、結局人は一人なんだってクールに思い直してみたり。

誰かに頼りたいと思う一方で、実際は頼られることに安心する自分。

そんなまだまだ不安定で、大人の女性と呼ぶには程遠いであろう私。

 

そして最終的には、ここカナダまで来てしまった。

自分の可能性や、自分に起こせる変化、漠然でもいいからやってみたいと思ったことを始める覚悟と勇気。

そんな力を信じて、半ば勢いもあわせて、ここトロントに住んでしまった。

確かに高校生の私が思い描いていた28歳の私とは大きく異なるけれど、

一つ変わっていないのは、自分の気持ちに素直でいること。

どんなに遠回りで、でこぼこでも、自分に正直に進んでいくこと。

 

今回、友人のくれたバースデーカードに書いてあった言葉。

「一つ一つの出会い、出来事、全ては偶然じゃなくて必然だと思う」

確かにその通りな気がする。

これまで出会ってきた人たち、これから出会う人たち。

これまで起こった出来事、これから起こす、起こる出来事。

全てはきっと偶然じゃなくて、必然なものなはず。

どんなに小さな出会いにも、出来事にも何かしらの意味があるはずと、

そんな風に思って過ごすことができれば、

年齢を重ねていくことにもそれなりに大きな、大切な、意味があるんだと。

彼女からのメッセージで思えました。ありがとう。

 

なんだか、この28歳という年齢を、軽くびびってるような、軽く楽しんでいるような、

複雑な気持ちを吐露するような内容になってしまいました。

簡単に言えば、何歳になろうと、そのときの自分をシアワセだと思える、そんな女性でいれたらいいな、ということなのですが・・。

改めて、

このトロントで誕生日を祝ってくれた愛すべき人々、そして遠い日本からお祝いメッセージをくれた愛すべき人々、ありがとう!

| | コメント (10)

« 2007年7月 | トップページ | 2007年9月 »